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マトリョーシカ考察

羊毛フェルトのマトリョーシカのご要望をいただきました
マトリョーシカは気になるアイテムの1つでマト柄の生地の使われた布雑貨にはつい手が伸びておりましたがお人形そのものにはあまり触れる機会がありませんでして
そこで製作にあたりとにかく「作りたいのはこれだ!」と思うような好みのタイプを追求すべく資料収集したところ見つけたのが『マトリョーシカ大図鑑』沼田元気著
こちらをもとにお勉強してみました

●マトリョーシカの歴史
意外にも歴史はまだ100年余り
1890年代 箱根の塔ノ沢にロシア正教の避暑館があり、箱根の民芸品の入れ子のこけしをそこに来ていたロシア人が持ち帰り、それがもとになったという説がある
1900年のパリ万博に出品し、たちまち評判を得てフランスをはじめ各国から注文を受けるようになった

●マトリョーシカという名前
革命前(1917年)にロシアで流行した典型的は女の子の名前
「シカ」というのは名前の愛称型でマトリョーナちゃんという意味

●絵付けの手法・デザイン
パリ万博に出品した現存する最古のマトリョーシカはウッドバーニング(焼きごて)の手法
これに対するのが縁取りをペンや筆で描く手法
マトリョーシカのモデルは女性であることからほとんど皆プラトーク(元々ロシア正教で用いられたスカーフ)をかぶり民族衣装のサラファンを着ている
歴史的マトは農民の少女がモデルであるため、ニワトリ(子を産む象徴として子孫繁栄のお約束の持ち物)やブタ、鎌、パン等暮らしのアイテムが多く、持ち物がない場合は服の柄としてその地方の花を描くことが多い

とざっとまぁこんな感じです
そして著者は産地別に6系統、産地外に3系統の9系統に分類しているのですが
これまで漠然としか見ていなかったマトリョーシカも系統別に考察することで一目瞭然私好みの系統がバッチリわかってしまいました

実のところマトリョーシカの私の既存のイメージはビビッドカラーに漫画チックなお顔で羊毛フェルトでどのように表現したらいいのだろうとこれまではなかなか製作意欲が湧いてこなかったのです
それが先に紹介したウッドバーニングの手法によるマトは柄も表情もタッチが繊細、かつ色合いもノスタルジックで手元に置いておきたいと思わせるものでした
まさにビビビです

そんな訳で考察の甲斐あり意気揚々と製作を開始したのです(困難が待ち受けていようとは露知らず・・・)

このつづきはまた後日
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by torika-san | 2012-04-23 09:50 | 羊毛フェルト | Comments(2)
Commented by やえ at 2012-04-23 19:10 x
すごく期待しています。

なぜか、ロシアもの心ひかれます・・・。
ロシアのお話も大好きだしね。

ひのきのそのさんの方も、がんばってね。
楽しみにしてます。
Commented by torika-san at 2012-04-23 22:58
>やえちゃん

以前にイメージだけでつくったマトもどきのお人形はこけしみたいな感じになっちゃったんだけどマトのルーツがこけしとの説を知りなるほど。と

このところやっとゆっくり作れるようになったのに今週末からG.W.突入で・・・焦るわ~
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